矯正治療の概要

●様々な方法がある歯科矯正治療の実際

歯科矯正は、様々なテクニックがあります。それぞれのテクニックに、優劣があるのではなく、何よりも大切なことは、患者様自身の症例によって、一番適切な手段は何かを見極めることです。

私自身が治療のさいに、もっとも心がけることは、患者様の状況を良く把握して、もっともストレスのない方法は何かを判断することです。ここで言うストレスとは、治療のさいの痛み、さまざまな器具を使用することによる、治療時の見た目のストレス、治療期間からくるストレスなどです。

こういったストレスをできるだけ軽減しながら、もっとも、効果的な治療を検討していきたいと思っております。

そのために、器具は、治療内容にもっともふさわしいものを選択し、その大きさも見た目に配慮して、最小限の大きさの器具を使用し、痛みをできるだけ感じずに、できるだけ短い治療期間で最大の結果を生み出すことができるように心がけております。

治療の種類は、下のように多種にわたりますし、具体的な内容については、他のページでも、随時説明しております。

ご参考になれば幸いです。

 

●宮井 敏先生による矯正治療の種類

 

宮井先生の行っている歯科矯正治療の概要・一覧です。
様々な種類の矯正方法がありますが、一つに偏らず、また、特定の方法にこだわらず、症例によってトータルに対応しております。
詳しくは、それぞれの治療のページをご覧下さい。

1.全矯正治療(表側矯正)

●特徴

歯列全体を矯正する治療です。主に使用する装置によって種類が分かれています。最後のリップバンパーは、児童用の矯正方法です。

  • ホワイトコーティングワイヤー&セラミックブラケット
  • メタルワイヤー&セラミックブラケット
  • メタルワイヤー&メタルブラケット
  • リップバンパー

 

2.部分矯正治療

●特徴

歯列の一部のみを対象に行う矯正治療です。舌側から行う見えづらい矯正治療や、通常のワイヤーによる治療と、舌側治療を組み合わせたコンビネーション治療もあります。

  • 部分表側矯正
  • 部分コンビネーション
  • 部分舌側矯正

 

3.舌側矯正治療

●特徴

舌側、つまり歯の裏側に装置を装着して行う矯正治療です。表からは見えづらく、矯正期間中であることに、気づかれにくい治療方法です。

上部を舌側矯正、下部をワイヤー矯正で行うなど、目的に応じて治療方法を組み合わせることもできます。

 

4.歯科用ベースプレート(Essix)

●特徴

歯科用ベースプレート(Essix)という装置を使った治療方法。透明の樹脂製のカバーで歯を覆い、矯正を行います。外からは見えづらく、比較的安価にて治療を行えます。宮井先生は、この治療法に置ける日本での第一人者です。このホームページに掲載している推薦文は、米国における歯科用ベースプレート(Essix)の第一人者である、Jack Sheridan教授によるものです。

歯科用ベースプレート(Essix)は、単に見えないと言うことだけを特徴とするものではなく、しっかりとした理論と、経験による技術に裏付けられた、独自の治療法です。

 

●目立たない矯正治療、できるだけ抜歯しない矯正歯科治療

矯正治療に置いて、金属製のワイヤーによる装置は、非常に目立つもので、そういった装置を装着すること自体に抵抗感を感じる患者様も多く、そこで、ワイヤーを見えづらくする、さらには歯科用ベースプレート(Essix)のように装置自体が透明な樹脂でできているなど、様々な方法が開発されています。それぞれの詳しい治療内容は、各治療内容の説明ページをご覧下さい。また、目立たない矯正治療についての概要の説明は、目立たない矯正治療とは?のページをご覧下さい。

また。歯列矯正を行う際、ご自身の歯を抜いて、つまり抜歯して、スペースをつくり矯正を行う方法と、できるだけ抜歯しない矯正歯科治療を行う場合とがあります。宮井先生も、極力抜歯しないで治療を行っておりますが、時によっては、抜歯した方が良好な結果を得ることも多いのです。できるだけ抜歯しない矯正歯科治療は、できるだけ抜歯しない矯正歯科治療のページをご覧下さい。また児童の場合はリップバンパーについての説明や、子供の矯正治療のページも参考になります。ぜひご覧下さい。

 

●矯正治療の流れ

矯正は、時間のかかる治療です。治療を受ける前に、だいたいの治療の流れを把握しておくことは、長い期間を、少しでもストレスを少なく過ごす上で有益です、矯正治療の流れのページをご覧下さい。

 

●年齢別の治療

矯正は、児童のみのものであると、誤解されている方を、お見受けすることがあります。もちろん歯列に問題があるならば、子供の頃からしっかりと矯正を行うことを、おすすめ致します。しかしながら成人後も、十分矯正は可能です。詳しくは、左のメニューから、年代毎に説明しているページがありますので、ぜひお読み下さい。